対EU協定、大統領選前に 車関税「早い時期」に判断

記者会見するトランプ米大統領=22日、スイス・ダボス(ロイター=共同)

 【ダボス共同】トランプ米大統領は22日、スイス・ダボスで記者会見を開き、11月の大統領選前までに欧州連合(EU)との貿易協定を締結できるとの見方を示した。協議が不調に終わればEUから輸入する自動車に高関税を課す方針を改めて示し「(発動判断の)日程は私の頭の中にある。それはかなり早い時期だろう」と述べ、EU側の交渉引き延ばしをけん制した。21日にはEUのフォンデアライエン欧州委員長と会談した。

 トランプ氏は22日、米メディアに対し、自動車関税は「25%」にする意向を示した。最大の懸案事項だった中国と部分合意に達し、欧州に照準を切り替えた形だ。


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