野党、IR整備の作業停止を要求 「接触規定整わず」

 立憲民主や国民民主などの野党は21日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)に関する追及本部の会合を開き、国や誘致を目指す自治体はIR整備の作業を停止するよう政府に要求した。政務三役、公務員とカジノ事業者の接触に関する規定が整っていないことが理由。政府側は不正の防止に関する取り組みを説明したが、野党側は納得しなかった。

 観光庁の担当者は「政府の基本方針案では、事業者を選ぶ際の不正を防止するよう自治体に求める規定がある」などと説明。しかし野党側はIR汚職事件を挙げ「(公募の)前段階から贈収賄が成り立つことを示している」として、政府の対応不足を批判した。


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