和歌山市長が給与カットへ 断水巡り「混乱招いた」

 水道管工事に伴い、予告した断水を急きょ取りやめ市民生活が一部混乱した和歌山市の尾花正啓市長は21日、記者会見し、断水の可能性があるとの広報が遅れるなどし「大きな混乱を招いた」として自らの給与をカットする方針を明らかにした。尾花市長は「早い段階で広報しなかったことに関して、トップとしての責任は重い」と話した。

 市は、8日に同市鳴神の国道24号の交差点地下にある農業用水路内への水道水の流入を確認。ただ断水を予告したのは16日になってからで、3日後の19日から最長3日間断水すると発表した。さらに市は、20日に急きょ取りやめを決め、市民に混乱を招いた。


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