湯煙の中、熱戦かるた大会 和歌山・田辺、巨大露天風呂

川湯温泉の「仙人風呂」で開かれたかるた大会=19日、和歌山県田辺市

 和歌山県田辺市の川湯温泉の河原に設けられた巨大な露天風呂「仙人風呂」で19日、浮かべた杉板の札を取り合うかるた大会が開かれた。20チーム計約80人が湯煙の中、熱戦を繰り広げた。

 仙人風呂は横幅約28m、奥行き約12m、深さ約60cm。川底から湧く温泉を利用して冬の期間だけ設置されている。

 札は、はがき大の杉板で作られた約千枚。熊野の歴史や自然、人物などを題材に地元有志が作った「くまのじかるた」を使った。かるたが読み上げられると、参加者らは水しぶきを上げて札めがけて駆けた。アニメのキャラクターなどの仮装で出場する人もいて、雰囲気を盛り上げていた。


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