米軍負担増要求、「圧力」と報道 韓国と交渉妥結は見通せず

ポンペオ米国務長官らの米紙への寄稿やハリス駐韓米大使の対応を批判的に報じた18日付の韓国主要紙(共同)

 【ソウル共同】米国のポンペオ国務長官とエスパー国防長官が米紙への寄稿で在韓米軍駐留費の負担増を韓国に求めたことに関し、韓国メディアは18日までに「増額圧力」だと批判的に報じた。負担交渉は両国の見解差が大きく妥結が見通せていない。韓国では南北協力事業を巡っても米国への不満が募っている。

 聯合ニュースは、両長官の寄稿が2020年以降の駐留費を巡る6回目の交渉が妥結に至らなかった直後に米紙で掲載された点に触れ「露骨な圧迫」だと伝えた。保守系紙、東亜日報は「韓米間に厳しい寒冷前線が広がっている」と報じ、米韓関係の今後の展望にも懸念を示している。


  • LINEで送る