駐韓米大使の「口ひげ」が物議 日系人、民族的背景にも批判

ハリス駐韓米大使(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】17日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、日系米国人のハリス駐韓米大使が口ひげを生やしていることで、日本の植民地支配を思い起こさせるとして韓国で物議を醸していると報じた。「民族的背景によりメディアで批判されている」とするハリス氏の発言も伝えた。

 同紙は、口ひげが植民地支配を連想させるのは当時の朝鮮総督の多くが口ひげを生やしていたためだと説明。日系人のハリス氏を駐韓大使に指名したことは、韓国では国民への侮辱だと捉えられているとも指摘した。

 ハリス氏は、口ひげは海軍からの退役を記念して生やし始めたもので、出自とは関係ないと強調した。


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