京アニ放火殺人事件、発生半年 解体進むスタジオ

シートで覆われ、解体工事が進む京都アニメーション第1スタジオ=18日午前、京都市伏見区

 36人が死亡し33人が負傷した京都アニメーション放火殺人事件は18日、発生から半年を迎えた。現場となった同社第1スタジオ(京都市伏見区)には、朝から国内外の京アニファンらが訪れ、手を合わせて犠牲者を追悼した。

 住宅街にたたずみ、多くの作品が生み出されてきた3階建ての第1スタジオ。現在はシートと白いフェンスで覆われ、焼け焦げた壁面は見えなくなっている。内部の解体が進められ、近く本体の工事も始まる予定だ。

 京都府によると、府が設置した専用口座には、京アニの口座からの移管分を合わせて、総額約33億4千万円の義援金が集まった。全額が遺族や負傷者に届けられる予定。


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