米、対中制裁関税の発動を回避 「大筋合意」と報道

中国の習近平国家主席(右)と会談するトランプ米大統領=6月(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】複数の米メディアは12日、米政権が中国との貿易協議で、大筋で第1段階の合意に達したと報じた。15日に計画する対中制裁関税の発動は回避する。トランプ大統領は12日、「大きな合意にとても近づいている。中国が合意を求めている。われわれも同じだ」とツイッターに投稿し、交渉進展を強調した。

 ロイター通信によると、トランプ氏は12日、対中関税を巡り、関係閣僚と協議した。交渉が決裂した場合には、15日にスマートフォンなどの中国製品1600億ドル(約17兆5千億円)分に15%の追加関税を課す方針だった。


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