ロヒンギャ迫害訴訟、審理終了へ 国際司法裁判所、双方再び弁論

オランダ・ハーグの国際司法裁判所前で、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相に反発するロヒンギャの支援者ら=10日(共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマー国軍などによるイスラム教徒少数民族ロヒンギャ迫害はジェノサイド(民族大量虐殺)条約違反だとして、同国に迫害停止を求める訴訟の3日目の審理が12日、国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)で行われる。原告とミャンマーの双方が再び弁論を行い、3日間の審理が終了。

 イスラム協力機構(OIC)を代表して先月、西アフリカのガンビアがミャンマーを提訴した。

 審理2日目に当たる11日には、1991年にノーベル平和賞を受けたミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が出廷し、ジェノサイド行為を否定した。


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