新潟の診療所倉庫でクマ3頭捕獲 麻酔銃使用、冬眠か

 新潟県警南魚沼署は9日、南魚沼市二日町の二日町診療所の敷地内にある倉庫でクマ3頭が見つかり、麻酔銃を使うなどしていずれも捕獲したと発表した。負傷者はいないという。専門家は冬眠状態だった可能性を指摘している。

 署によると、体長は1頭が約1・5メートル、2頭が約0・5メートルで、親子とみられる。8日午前8時45分ごろ、同診療所敷地内にクマがいると署に通報があった。

 ツキノワグマの生態に詳しい箕口秀夫新潟大教授(森林学)は「冬眠状態に入っている可能性がある。クマは冬眠しても刺激すれば覚醒する。注意してほしい」としている。


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