2019年12月6日 23:38 | 無料公開
文科省前で大学入学共通テストの記述式問題導入に反対する人たち=6日午後
大学入学共通テストで予定されている記述式問題導入を巡り、大学教員や予備校講師らによる「入試改革を考える会」(代表・大内裕和中京大教授)が6日、東京・霞が関の文部科学省で記者会見を開き、「多くの大学が個別試験で記述式問題を出しており、共通テストには必要ない。立ち止まって、一連の入試改革の再検討をすべきだ」と訴えた。
考える会は、2020年度からの共通テスト全体の実施延期と大学入試センター試験の続行を求める緊急声明を萩生田光一文科相宛てに出した。
メンバーの予備校講師吉田弘幸さんは提出後の会見で「文科省は記述式が必要だと論理的に説得できていない」と指摘した。