海保、西之島で噴火確認 航空機で観測、溶岩流も

東京・小笠原諸島の西之島。火口(右)から溶岩が流れている=6日午後(海上保安庁提供)

 海上保安庁は6日、東京・小笠原諸島の西之島を上空から観測し、噴火を確認した。火砕丘の中央、東側の火口からそれぞれ断続的に噴煙や噴石が出ており、東側の火口からは溶岩も流れていた。西之島の噴火の確認は2018年7月以来。

 海保によると、6日午後0時25分ごろから同1時半ごろ、職員が航空機から観測した。中央火口から約200メートル上空まで噴火し、溶岩は東岸に向かって流れ、海岸線まで約200メートルの地点に達していた。

 気象庁が5日、気象衛星の観測で、周囲に比べ温度の高い領域を確認。海保は周辺を航行する船に注意を呼び掛けている。


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