海上保安学校、受験年齢を拡大 少子化進む中で人材確保

 海上保安庁は22日、巡視船やヘリコプターに乗り組むなど第一線に立つ一般の保安官を養成する海上保安学校(京都府舞鶴市)の受験資格を、現行の高校卒業後5年から12年に拡大すると発表した。海保学校の4月入学者の試験は前年の秋にある。18歳で高校を卒業した受験生の場合、試験がある年度の4月1日に22歳までを受験資格としていたが、今後は29歳までとなる。

 海保は幹部保安官養成でも、一般の大卒が対象の新たな試験を導入すると10月に発表。少子化のため受験者の層を広げ、優秀な人材を確保する狙いもある。


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