2019年11月17日 12:43 | 無料公開
韓国の鄭景斗国防相(右)との会談に臨む河野防衛相=17日、バンコク
【バンコク共同】河野太郎防衛相は17日、訪問先のタイの首都バンコクで、韓国の鄭景斗国防相と会談し、韓国による日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)の破棄決定について、再考を要請した。対北朝鮮での防衛当局間の意思疎通継続は確認した。この後、米国のエスパー国防長官を加えた3カ国による防衛相会談も開催する。
日韓両国の防衛相による公式会談は、昨年10月以来。同協定の失効は23日午前0時に迫っている。河野氏は会談冒頭で、同協定の破棄決定を念頭に「日韓は非常に厳しい状況が続いているが、課題について率直に意見交換したい」と述べた。