桜を見る会、開場前に首相と撮影 後援会関係者証言、特別扱いか

 首相主催の「桜を見る会」に参加した安倍晋三首相の地元支援者らが、内閣府が参加者に案内した受け付け開始時間の前に会場の新宿御苑に入り、首相夫妻と写真撮影していたことが16日、後援会関係者の証言などで分かった。撮影は首相事務所が「ツアー」の一環で設定しており、支援者が特別扱いされていたことがうかがえる。

 2015年、桜を見る会に参加した後援会関係者に安倍事務所が配布した資料によると、当日の集合時間は宿泊したホテルの前に午前7時。参加者は大型バス約10台に乗って移動し、午前8時に御苑内のあらかじめ設定された場所で首相夫妻と写真撮影した。


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