ボリビア大統領亡命、「保護下」 辞任劇巡り中南米で解釈割れる

11日、メキシコ空軍機内で同国の国旗を掲げる、ボリビア大統領職辞任を表明したモラレス氏(メキシコ外務省提供、ロイター=共同)

 【サンパウロ共同】メキシコのエブラルド外相は11日、大統領選の不正疑惑を受けて辞任表明した南米ボリビアの左派モラレス大統領(60)が、メキシコに亡命したことを明らかにした。モラレス氏がメキシコ空軍機内にいる写真をツイッターで公表し「メキシコの保護下で彼の生命は安全だ」と指摘した。モラレス氏は「国を去るのはつらいが、私は強くなって戻る」と投稿した。

 一方、モラレス氏の辞任劇を巡っては、メキシコなど中南米の左派政権が「クーデター」だとモラレス氏側を擁護するのに対し、ブラジルの右翼ボルソナロ政権が真っ向から否定するなど解釈が割れた。


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