共通テ、記述式の採点作業検証へ 高校生2万人協力

大学入学共通テストに向けて実施された試行調査=2018年11月、東京都目黒区の東大駒場キャンパス

 大学入試センターは11日、大学入学共通テストの国語と数学1、数学1・Aに導入する記述式問題について、採点の課題を検証する準備事業を始めた。25日までに47都道府県の協力校に通う約2万人の高校生らが解答し、実際に採点を行う中で、採点ミス防止策の有効性などを検証する。採点委託先企業との役割分担や連携も確認し、精度向上につなげる。

 記述式問題を巡っては、採点ミスの多さや、実際の成績と受験生の自己採点にずれが生じて出願先の選択に影響が出るなどの懸念が浮上している。


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