奈良・大神神社に能楽堂 350人収容

完成した「三輪山会館」の能楽堂=10日午後、奈良県桜井市

 奈良県桜井市に350人収容の能楽堂を備えた施設「三輪山会館」が完成し、「竣功祭」が10日あった。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積約4900平方メートルで、大神神社がJR三輪駅近くに建てた。

 2008年に神社崇敬者から奉納された能舞台を復元。正面の鏡板は岐阜県中津川市出身の日本画家、故前田青邨氏の「松」の絵が配された。

 10日の舞台開きでは、観世流の素謡「神歌」や大蔵流の狂言「福の神」が上演され鑑賞者を魅了した。


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