1票の格差訴訟、12月4日判決 東京高裁、7月の参院選巡り

 「1票の格差」が最大3・00倍だった7月の参院選は投票価値の平等に反し憲法違反だとして、山口邦明弁護士らのグループが東京、神奈川両選挙区と比例代表の選挙無効を求めた訴訟の第1回口頭弁論が23日、東京高裁(村上正敏裁判長)で開かれ、即日結審した。判決は12月4日。

 2015年施行の改正公選法は、付則に「選挙制度の抜本的な見直しを検討し、必ず結論を得る」と明記。弁論で原告側の三竿径彦弁護士は「国民に約束した抜本的改革を行わなかった。議員定数を選挙区の人口に比例して配分しておらず、民主主義に反する」と述べた。


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