ドイツのユダヤ人移送駅で追悼式 大戦中、列車でアウシュビッツへ

移送列車が出発したグルーネワルト駅のかつてのホームにバラを手向ける女性=18日、ベルリン(共同)

 【ベルリン共同】ドイツの首都ベルリンのグルーネワルト駅で18日、ナチス・ドイツによって第2次大戦中、現在のポーランドにあったアウシュビッツ強制収容所などへ移送、殺害されたユダヤ人市民の追悼式が開かれた。ベルリンからの移送列車は1941年のこの日、初めて同駅を発車。ドイツ敗戦までの3年半、市内からは5万人以上が運ばれ、大多数が死亡した。

 ナチスはドイツのほか占領した欧州各国から、ユダヤ人を列車で各地の強制収容所などへ送り、アウシュビッツだけでも約100万人のユダヤ人が殺された。


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