農林水産被害383億円に 台風19号、34都府県で集計

 農林水産省は18日、台風19号による農林水産関係の被害が同日午前5時時点で382億8千万円まで拡大したと明らかにした。農作物や農業用施設の被害について、福島や栃木など34都府県からの報告を集計した。17日午前5時時点は30都府県で249億2千万円だった。未集計の地域もあり、被害額は今後さらに膨らむ見通し。

 長野や福島では、川の氾濫により、リンゴやモモなどの果樹が冠水した。家畜が死んだり、収穫したコメが浸水したりする被害もあった。

 江藤拓農相は18日の閣議後の記者会見で「一日も早く再建してもらえるよう、今できる施策を説明したい」と述べた。


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