自動収穫ロボ、農家で実演 従量課金「人手不足解消」

佐賀県太良町で行われた自動野菜収穫ロボットの実演=16日午後

 農業用の自動野菜収穫ロボットを手掛けるinaho(イナホ、神奈川)は16日、佐賀県太良町でアスパラガスの収穫を実演した。農家にロボットを貸し出し、収穫量に応じて利用料金を受け取る従量課金制で、同社は「低コストで導入でき、人手不足や農地の維持に悩む農家を手助けできる」とPRしている。

 導入した農家の安東浩太郎さん(40)が実演に立ち会った。アスパラガスの収穫には多くの時間と労力が必要といい「空いた時間に味の研究や肥料の開発ができ、品質向上につながる」と話していた。

 同社は収穫できる野菜を増やし、屋外でも作業できるよう改良を続け、海外展開も目指すという。


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