中国の住宅価格、上昇都市は減少 8月、消費低迷影響か

 【北京共同】中国国家統計局が17日発表した8月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち55都市で前月と比べ上昇した。上昇した都市数は前月から5都市減った。下落が10都市、横ばいが5都市だった。米中貿易摩擦の影響による消費低迷が住宅相場にも波及しているもようだ。

 都市別に見ると、大都市は南京や重慶で下落し、杭州は横ばいだった。他の下落や横ばいは地方都市が占めた。

 中国政府は景気てこ入れを進めているが、統計局が16日に発表した不動産関連の経済指標も振るわなかった。貿易摩擦を巡り米中は歩み寄りを見せており、10月の閣僚級協議で前進できるかどうかが注目される。


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