NY原油62ドル台、15%上昇 サウジ施設攻撃で

 【ニューヨーク、ロンドン共同】週明け16日のニューヨーク原油先物相場は急騰し、指標の米国産標準油種(WTI)の10月渡しが前週末比8・05ドル高の1バレル=62・90ドルと、5月下旬以来、約4カ月ぶりの高値で取引を終えた。前週末からの上昇率は約15%だった。

 週末にサウジアラビアの石油施設が攻撃され、同国の石油日量生産能力の半分、約570万バレルの生産が停止したことから供給不安が高まり、買い注文が膨らんだ。市場では、世界的に石油備蓄は十分にあるとの見方もあり、58ドル台で取引される場面もあった。


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