防災相、激甚災害指定へ調査急ぐ 台風15号で被災地の千葉県視察

千葉県鋸南町役場で取材に応じる武田防災相=16日

 武田良太防災担当相は16日、大規模停電が続く千葉県など台風15号の被災地支援のため「激甚災害」指定に向けた調査を急いでいることを明らかにした。視察に訪れた千葉県鋸南町で「調査結果を集約し、指定するかどうか検討を進めている」と記者団に述べた。

 停電の解消に向けては、沖縄電力を除く全国の電力会社から集まった1万人以上が復旧作業に当たっているとし「政府や関係機関全てが連携し、一日も早く元の暮らしを取り戻せるように取り組む」と強調した。

 激甚災害は道路や港、農地などの被害額が一定基準を超える場合に指定する。


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