コンゴ、前保健相を逮捕 エボラ熱の対策資金横領か

 【ベニ(コンゴ東部)共同】ロイター通信によると、コンゴ(旧ザイール)警察当局は14日、昨年8月から東部ベニなどで流行するエボラ出血熱を巡り、対策に充てられる資金を横領した疑いがあるとしてイルンガ前保健相を逮捕したと発表した。横領額や使途は不明。

 イルンガ氏は今年7月に辞任。警察当局によると、隣国コンゴ共和国に逃亡しようとしていたもようだ。コンゴ政府によると、エボラ熱の死者は2千人を超え、感染者は疑い例も含め3千人に上る。「エボラ熱は外国人が持ち込んだ」とのデマを信じて住民が医療活動を妨害するほか紛争下で武装勢力が乱立し、援助機関が十分に活動できていない。


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