ディカプリオが来日会見 「未知の世界だった」と映画PR

 俳優のレオナルド・ディカプリオが、映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(30日公開)のPRで来日。クエンティン・タランティーノ監督らと共に東京都内で記者会見し「未知の世界に入り込んだ感じだった」と撮影を振り返った。

 映画は1969年の米ハリウッドを舞台に、ディカプリオが演じる落ち目の俳優と、ブラッド・ピットが演じるスタントマンの友情を、実際に起きた女優の殺害事件と絡めて描く。

 ディカプリオは「監督は映画マニアで、知識の宝庫」と評し「監督にいろいろなものを紹介され、さまざまな俳優のキャラを参考にして演じた」と話した。その上で「私たちが愛した作品には多くの忘れられた俳優がいる。そういう意味で、この作品はハリウッドという場所への祝福だと思う」と強調した。

 タランティーノ監督は「ディカプリオとピットの2人を起用できたのは、世紀のクーデターではないか」と興奮気味。「コンピューターグラフィックス(CG)を使わず、スタジオ撮影もなく、美術や衣装、映画のトリックを駆使して、当時の街を再現できたと自負している」と仕上がりに自信をのぞかせた。


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