2019年8月20日 18:40 | 無料公開
茨城県と高知県は20日、トウモロコシやイネなどに寄生する害虫のガ「ツマジロクサヨトウ」の幼虫を、両県内の畑で確認したと発表した。これまで福岡県を除く九州と沖縄県の計7県で見つかっており、本州や四国にも拡大した。
高知県によると、雄花や葉が食い荒らされた同県大月町のスイートコーン畑で9日に幼虫を発見。茨城県によると、14日には水戸市の飼料用トウモロコシ畑で幼虫5匹が見つかった。農林水産省の植物防疫所で調べた結果、いずれもツマジロクサヨトウと判明した。
南米や北米の熱帯地域が原産で、幼虫は茎や葉、花などを食い荒らし、アフリカやアジアなどで被害が出ている。