ごみ減らしをロシア側視察、根室 共同活動の事業擦り合わせ

 日本とロシアによる北方四島での共同経済活動のうち、今年秋にもパイロット事業の実施が決まっている「ごみ減らし対策」に関し、国後島の島民らロシア側視察団が20日、北海道根室市の焼却場や資源ごみを圧縮する施設を訪れ、本格的な視察を始めた。

 ロシアでは分別の習慣がほとんどなく、リサイクル施設や焼却場も不足。4島でも社会問題になっている。共同活動では、ロシアが大型の処理施設の建設を求める一方、日本はごみの量を減らす技術提供を想定。視察では、事業の方向性の擦り合わせも行う予定だ。

 視察団はこの日、分別から埋め立てまで、日本で行われているごみ処理の流れを見学した。


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