電気、ガス全社値下げ 10月、燃料費が下落

火力発電の燃料などに使うLNGを積んでオーストラリアから新潟県の港に到着したタンカー=2018年10月

 大手電力の10月の家庭向け電気料金の見通しが19日、分かった。全10社が9月に比べ値下げとなる。火力発電の燃料に使う液化天然ガス(LNG)や石炭などの価格下落を反映する。LNGを原料とする大手都市ガス4社も値下げの見込みだ。

 消費税率は10月1日に10%に引き上げられる。ただ電気、ガスの使用期間に9月分が含まれている場合は税率を8%とする経過措置があるため、増税分は11月料金から本格的に転嫁される見通し。

 標準的な家庭の月額電気料金で下げ幅が最も大きいのは、沖縄電力の81円程度。中国電力58円、東北電力と四国電力44円、東京電力と中部電力42円が続いた。


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