英政府、IS元戦闘員の国籍剥奪 カナダ「責任放棄」と批判

 【ロンドン共同】過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員となった英国出身の男(24)を巡り、英政府が英国籍を剥奪したと英メディアが18日伝えた。男はカナダとの二重国籍を持っていたとされる。カナダ政府は英側が「一方的に」責任を放棄したとして対応を批判している。

 男は通称「ジハーディ(聖戦士)・ジャック」で、本名はジャック・レッツ。英南部オックスフォード生まれで、2014年にシリアに渡航した。スカイニューズ・テレビによると、今年7月に退陣したメイ前政権の内相が剥奪を決定した。


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