中国、アトム放映約40年記念展 日本ブームの先駆け

北京で開催されている「手塚治虫特別展」の展示を見る子ども=7月(共同)

 【北京共同】アニメ「鉄腕アトム」の中国初放映から約40年を記念する「手塚治虫特別展」が北京で開かれている。アトムは中国で日本ブームが起きるきっかけとなり、作者の故手塚さんは中国のアニメファンの間でも伝説的存在。主催者は各国が先端技術開発でしのぎを削る中、手塚作品が進歩の意味を考えるきっかけとなるよう期待している。

 特別展は中国で美術展やオークションを手掛ける「嘉徳芸術センター」などが主催。アトムと人工知能(AI)をテーマに、アトムや「火の鳥」、「ブッダ」といった代表作の原画や複製原画など130点のほか、アニメのセル画、手塚さんの写真パネルを展示した。


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