2019年8月16日 19:10 | 無料公開
奈良県五條市の旧家・堀家に伝わる日の丸の旗(同市教育委員会提供)
1336年、足利尊氏に都を追われた後醍醐天皇が奈良・吉野に向かう途中で授けたとされ、奈良県五條市の旧家・堀家に伝わる日の丸の旗を、京都大などのチームが初めて年代測定し、1463〜1634年に作られた可能性があると16日発表した。
下賜品という伝承とは100〜300年ほどのずれがあり、矛盾する結果。29代当主の丈太さんは「家宝として大事に伝わってきたが、どんな経緯で来たのか新たな謎が生まれた。さらに研究が進んでほしい」と話した。
旗は縦95センチ、横75センチののぼり旗。所有する堀家は、都を追われた後醍醐天皇が立ち寄り、南朝方の拠点として知られる。