メキシコの国境対策を評価 米国務長官、関税回避か

 【ロサンゼルス共同】ポンペオ米国務長官はメキシコ市で21日、エブラルド外相と会談し、6月の合意に基づくメキシコ側の不法移民対策の強化で国境問題に「著しい前進」がみられたと前向きな評価を示した。メキシコ外務省が発表した。米国務省によると、ポンペオ氏はメキシコ側の姿勢に感謝の言葉を述べた。

 メキシコ国境からの不法移民流入を不服とするトランプ政権はメキシコへの懲罰関税の発動を検討したが、同国の摘発強化などを条件に見送った。会談は合意から45日後の中間評価にあたり、米側が示唆していた懲罰関税は当面回避される見通しとなった。


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