羽田発着見直し、地方に優先配分 新規参入枠も確保、国交省

羽田空港の第1ターミナル(手前)と第2ターミナル(奥)=東京都大田区(共同通信社ヘリから)

 国土交通省は19日、羽田空港国内線の発着枠見直しに関する論点整理を有識者委員会に示した。就航中の6社から最大で25枠(往復)を回収し、新千歳、大阪、福岡、那覇を除く地方路線に優先して再配分。羽田に新規参入する会社向けに発着枠を確保しておく案も盛り込んだ。

 有識者委は大筋で了承、8月にも報告書をまとめる。来春のダイヤに反映される見通し。

 回収対象は会社の判断で就航先を決められる自由枠。地方路線に再配分する理由について、論点整理は「訪日外国人を地方に送客することは、地方創生の観点から重要」と指摘。就航会社が少ない路線もあり、会社を増やし競争を促すとした。


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