51年から極秘に皇太子妃を選考 美智子さま「唯一の候補」

故鈴木菊男元東宮大夫

 上皇さまの皇太子時代の側近トップ故鈴木菊男元東宮大夫(1906〜97年)が、皇太子妃選考の経緯をまとめたメモが見つかった。「皇太子殿下は、正田美智子さまが唯一の候補となられたことを心からおよろこびになられ」と記載されている。宮内庁書陵部長に在任中の51年、田島道治宮内庁長官(※注1)から旧華族の家族で就学中の女子の「調査を命ぜられた」。極秘の1人の作業だったとしている。

 「皇太子妃殿下選考のいきさつと正田美智子さまが選ばれた過程」との題で200字詰め原稿用紙14枚。

(※注1)銀行家で初代宮内庁長官。戦後の宮内府時代を含めると48〜53年宮内庁トップ


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