米大統領、腎臓病対策強化を指示 在宅での透析、移植の増加を

大統領令に署名し、笑顔を見せるトランプ大統領=10日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は10日、重い腎臓病の人に対する臓器移植の促進や、在宅での人工透析を増やすよう連邦政府に指示する大統領令に署名した。治療時間などで患者の負担が大きく、費用も高い従来の通院型の血液透析を減らし、生活の質の向上や医療費の削減につなげるとしている。

 米国の慢性腎不全患者は約3700万人。病状が悪化し透析が検討される末期腎不全患者は約73万人で、米メディアによると、このうち腎臓を移植したか在宅の腹膜透析を受けている人は計14%にとどまる。


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