最も遅い梅雨入り確実 近畿から九州北部

福岡・天神の繁華街を、日傘を差して歩く女性=23日

 太平洋高気圧の勢力が平年より弱い影響で近畿から九州北部にかけては25日も梅雨入りせず観測史上、最も遅くなることが確実になった。26日以降、梅雨前線が北上すると予想され、週内には梅雨入りする見通しだ。

 大阪管区気象台によると、太平洋高気圧の日本列島への張り出しが平年より弱いため、梅雨前線が押し上げられず、日本の南の太平洋にとどまっている。近畿から九州北部では、これまでに梅雨と判断されるような雨が続いた期間はない。

 1951年以降で最も遅い梅雨入りは、近畿が6月25日、中国が同24日、四国が同21日、九州北部が同22日だった。


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