ロヒンギャ帰還時期の明確化要求 ASEAN、積極関与の姿勢

ASEANの会議に臨むミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相=22日、バンコク(共同)

 【バンコク共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が22日、タイの首都バンコクで開かれた。ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題が主要議題となり、隣国バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民の帰還スケジュールについて両国が協議し、明確にするよう求めた。

 ASEANは内政不干渉を原則としているが、ロヒンギャ問題に積極的に関与し、難民帰還を支援する姿勢を強調した。23日の首脳会議で地域情勢について本格的に議論する。これに先立ち各国首脳は22日、域内で課題となっている海洋ごみの削減に向けて連携強化をうたった「バンコク宣言」と行動指針を採択した。


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