東証、午前終値2万1321円 米中摩擦、懸念後退で反発

上げ幅が一時300円を超えた日経平均株価を示すモニター=19日午前、東京・東新橋

 19日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)は大幅反発した。米中貿易摩擦の悪化懸念が後退し、前日の米国株が大幅続伸した流れを引き継いだ。半導体など景気に敏感とされる株式を中心に買い注文が入り、取引時間中として約1カ月ぶりの高値を付けた。

 午前終値は前日終値比348円46銭高の2万1321円17銭。東証株価指数(TOPIX)は23・52ポイント高の1552・19。

 今月下旬の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせ、米中首脳会談が開かれることが明らかになり、貿易協議の進展期待から投資家心理が改善した。


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