政府、景気「緩やかに回復」維持 月例経済報告、非製造業は堅調

 政府は18日、6月の月例経済報告を発表し、国内景気は「輸出や生産の弱さが続いているものの、緩やかに回復している」として前月の判断を維持した。製造業に中国経済減速の悪影響が出ている半面、非製造業や国内雇用は堅調だとした。先行きも回復を見込みつつ、米中貿易摩擦の激化が世界経済に与える影響に「一層注意する」と、引き続き警戒感を示した。

 総じて、予定通り10月に消費税率を10%へ引き上げるという安倍政権の方針を支える内容となったが、米中対立次第で景気が急速に悪化しかねない状況に変わりはない。

 項目別では、企業収益を「高い水準で底堅く推移している」に引き上げた。


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