イルカ漁、「生体捕獲」で再開 静岡・伊東の漁協

 2004年を最後に静岡県伊東市で行われていなかった伝統漁法「イルカ追い込み漁」について、「いとう漁協」(同市)が「食用捕獲」をやめ、水族館などで飼育するための「生体捕獲」に限定して再開する方針を固めたことが17日、分かった。

 漁協関係者らによると、追い込み漁はイルカを港に追い込み捕獲する漁法で、明治時代から行われてきた。漁協には、数十〜数百頭の捕獲枠が水産庁から毎年付与されており、漁の準備はしていたが、国際的批判の高まりがあったほか、環境条件が整わなかったことなどから、05年以降は行われていなかった。


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