防衛相、イージス調査ミスで謝罪 秋田県知事は厳重抗議

秋田県の佐竹敬久知事(右手前)との会談で謝罪する岩屋防衛相(左手前から2人目)=17日午前、秋田県庁

 岩屋毅防衛相は17日午前、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画を巡り、秋田県の佐竹敬久知事と県庁で会談した。陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)を「適地」とした防衛省調査に誤りが見つかった問題など不手際が相次いだことについて「誠に申し訳なく思っている。改めて深くおわびする」と謝罪。佐竹氏は「残念というより悲しい。防衛省はマイナスのスタートと受け止めてほしい」と厳重に抗議した。

 岩屋氏は会談で調査ミスを踏まえ、現地で測量を実施するとともに、専門家の活用も検討すると伝達。同時に「イージス・アショアは必要不可欠だ」と述べ、配備への理解を改めて求めた。


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