元天鎧鵬の秀ノ山親方が断髪式 日大田中理事長らはさみ

断髪式後に長男を抱く元幕内天鎧鵬の秀ノ山親方。右は妻の亜香利さん=8日、両国国技館

 3月の大相撲春場所限りで引退した元幕内天鎧鵬の秀ノ山親方(34)=本名南貴由輝、熊本県出身、尾上部屋=の断髪式が8日、東京・両国国技館で開かれ、横綱白鵬、母校日大の田中英寿理事長ら約150人がはさみを入れ、師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)が大銀杏を切り落とした。

 秀ノ山親方は2007年初場所で初土俵。右四つの寄りを得意とし、12年初場所で新入幕を果たした。新たな門出に「感動した。諦めずに上を目指す力士を育てていきたい」と意欲を語った。かつて指導した田中理事長は「真面目でこつこつ努力する子で、プロになって強くなった。よく頑張りました」とねぎらった。


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