小野薬品、京都大への寄付を提示 オプジーボ対価で本庶氏に

 小野薬品工業は22日、京都大の本庶佑特別教授ががん免疫治療薬「オプジーボ」を巡る特許料率の見直しを求めている問題で、料率の引き上げという形で対価を上乗せするのでなく、京都大への寄付を行う案を本庶氏側に提示していることを明らかにした。基礎研究の促進や若手研究者の育成が目的としているが、具体的な金額などは明らかにしていない。

 小野薬品が22日に公表したコメントで明らかにした。本庶氏への支払いについては「今後も契約に基づく対価を支払う」とし、現時点では本庶氏側が求める見直しには応じない考えを示した。


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