心臓血栓防ぐ服薬、アプリで管理 京都府立医大が無料提供

服薬を管理できるスマートフォン向けアプリ画面のイメージ(京都府立医科大提供)

 不整脈の一種で心臓の拍動が不規則になる「心房細動」により起きる脳梗塞を予防するため、京都府立医科大は、服薬を管理できるスマートフォン向けアプリを開発し、無料提供すると22日発表した。薬の飲み忘れ防止や日々の体調の記録機能を備える。23日から配信予定。

 開発した妹尾恵太郎助教によると、心房細動は心臓が不規則に震える状態で、血がよどんで心臓内に血栓(血の塊)ができやすくなる。血栓が血流に乗って脳に行き血管が詰まると、脳梗塞の原因になるため、血栓をできにくくする薬を定期的に飲むことが重要だが、飲み忘れや自己判断で中断する人も少なくないという。


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