丸紅、対中穀物輸出を縮小へ 米ガビロン、貿易摩擦影響

インタビューに答える丸紅の柿木真澄社長

 丸紅の柿木真澄社長(62)は、20日までに共同通信のインタビューに応じ、米中貿易摩擦の影響で、子会社の米穀物大手ガビロンで手掛ける米国から中国向けの穀物輸出事業を縮小させる方針を明らかにした。中国以外へ輸出を振り向け、付加価値の高い商品を取り扱うようにする。

 丸紅は2013年にガビロンを買収し、米国から中国に大豆などを輸出。柿木氏は米中貿易摩擦の影響を「十分吸収できる」とした上で「中国以外にもアジアなどいろいろな所に売り先はある」と説明。「大豆だけではなく付加価値のある物を購入して売るようにし、少しずつインパクトを抑えていこうと考えている」と強調した。


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