沖縄戦没新聞人・14人を慰霊 那覇で集い、反戦平和誓う

沖縄戦で犠牲となった報道関係者を慰霊する集いで、「戦没新聞人の碑」に手を合わせる出席者=18日午後、那覇市

 太平洋戦争末期の1945年に起きた沖縄戦で犠牲となった報道関係者の名前を刻んだ那覇市の「戦没新聞人の碑」前で18日、慰霊の集いが開かれた。約50人が哀悼の意をささげ、反戦平和を誓った。

 集いは日本新聞労連沖縄地方連合会などが主催。碑は61年、共同通信社の初代那覇支局長を務めた横田球生さん(故人)らが建立したもの。沖縄戦当時の地元紙・沖縄新報社や同盟通信社(共同通信社などの前身)、全国紙に在籍した計14人の名前を刻んでいる。

 同連合会の当真正武委員長は「凄惨な戦火の中で、最後まで新聞を守ろうとした先輩方に敬意を表する」とあいさつした。


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