岐阜城で耐震不足判明 大規模地震で崩壊の恐れ

岐阜城

 岐阜市は26日、同市の金華山(329メートル)山頂にある岐阜城を耐震診断した結果、震度6強〜7の大規模地震発生時に展望スペースのある4階が崩壊する危険性が高いと判明したと発表した。他に1、3階も崩壊する危険性があるとされた。最短で2022年度の耐震補強工事の着手を目指すとしている。

 市によると、業者に依頼した調査結果を3月末に受け、耐震性の不足が判明した。工事までは、注意喚起を促す看板を設置するなどして安全面の確保に努めながら、開館を継続するという。

 岐阜城は織田信長が1567年に居城にした。1956年に再建され、鉄筋コンクリートの4階建て。


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