建物保全に今後4カ月 仏ノートルダム寺院火災

 【パリ共同】パリ・ノートルダム寺院の大火災で、建物の保全作業に今後約4カ月かかるとの見通しを担当業者が26日、明らかにした。保全作業の完了後に修復に向けた建物の状況分析が実施される。地元メディアが伝えた。

 保全作業では、建物を荒天から守るための巨大な「傘」を設置。その後、石造の天井の崩壊を防ぐため、梁を巡らせて補強する。梁の設置の妨げとなるステンドグラスを取り外す作業が既に行われているという。

 また寺院内に落ちた屋根組みなどの残骸について、警察の原因究明捜査の進展に合わせて、来週以降に運び出す作業が行われる予定。


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